ごあいさつ
GREETING
代表挨拶
1992年より中古買取店からスタートし、インディーズCD、フィギュア、レトロ雑貨アパレル等の店舗展開、バンド練習スタジオの運営、LIVEイベントの開催等を行ってまいりました 当社『遊ずどカンパニー』ですが、状況の変化により一旦店舗を閉め、美装等住宅関係の事業に変更をしながらなんとか今日まで続ける事ができました。これもお取引先の会社様、友人、知人そして店舗を閉めて先が見えない中、再起を目標に最後まで残ってくれたスタッフの後新たにスタッフとして集ってくれた昔の仲間たち
様々なご協力をいただいた皆様のおかげと心から感謝しております。
今年創業32周年を迎えるにあたり、長年の目標でありました多目的イベントホールを2024年7月よりオープンする運びとなりました。
決してわたし1人では成し遂げられませんでした。
今後同KMC BLDG.の2階では店舗展開の再開も予定しております。
「夢のつづき」を胸に引き続き頑張っていきたいと思いますので今後とも変わらぬご愛顧の程お願い申し上げます。
有限会社 遊ずどカンパニー
代表取締役社長 亀山順一

音楽ライター長澤智典さんより取材を受け記事を書いていただきました
INTERVIEW
北海道は室蘭市に新しく生まれた、童心に戻れる"おもちゃ箱"それが、かめちゃんビルことKMC BLDG.。その中に、かめちゃんホールこと「KMC HALL」が誕生した。
代表の"かめちゃん"こと亀山順一氏が設立した、CDやおもちゃ等マニア心をくすぐるヲタク商品を取り扱った店舗「遊ずどカンパニー」が誕生したのが1992年(当時は法人化前で中古買い取りショップからスタートの為USEDの英語から"ゆうずど"とひらがな表記で開業)。あれから32年。彼が夢中になって作りあげた"遊び場"は今、場所を替えKMC BLDG.として2階が"お宝の採掘場"、3階が"ライブハウス"という形を成して新たに生まれ変わった。
ここは、訪れた人たちがニヤニヤしてしまう場所。いくら格好をつけようと、あの扉を開けた先に一歩踏み出せば、ほっぺが緩み、ニヤニヤ、ニタニタしてしまう。夢の採掘場に足を運び、童心に戻り、お宝の発掘やライブ体験をしてニヤニヤしている人たちの笑顔を見て、かめちゃんはさらにニヤニヤするに違いない。その笑顔の奥には、苦難の日々を乗り越えて来た人生があることも伝えておきたい。
10代の頃から、好きになったことへ夢中になるヲタク心を持った亀山少年。複雑な出自や家庭環境で、幼少の頃から心にたくさんの傷を負って育った。その傷の数だけ"人や夢を愛して”きた。
おもちゃという物を中々手にする事ができずに育った幼少期を経て、学生時代PUNK ROCKやNEW VAVEと呼ばれた日本のインディーズ音楽に出逢い、後にヴィジュアル系の音楽へと夢中になり、みずからもバンド少年として夢を追い求めていた10代の頃。
理想と現実の狭間で、自分の生き方を模索した3年間のサラリーマン経験。そんなかめちゃんが、とある出逢いから、嗅覚と膨大な知識量を財産に地元へ戻り室蘭市で始めたのが、先に触れた、CDやおもちゃ等、ヲタクな人たちの童心をくすぐる商品を取り揃えた店舗「遊ずどカンパニー」だった。
マニア心をくすぐる品揃えが話題を呼び、道内どころか、全国各地から人が集まり、一時期は、3店舗まで規模を拡大、バンドの練習スタジオやイベント業等も運営し、そこでも多くの仲間たちと笑顔で言葉を交わし、絆を深めていった。だが、音楽バブルの破綻やリーマンショック等の影響もあり、店舗を縮小...いつしか実店舗の運営も取りやめた。
たくさんの夢と遊び心を持って人と人とを繋いだ理想郷(遊技場)を、一旦閉鎖。変わりに、かめちゃんの人柄を信頼した人たちが差し伸べた愛(仕事)をこなすべく、彼は美装や住宅関連業務へと新たな舵を切ることになった。
切っ掛けをくれたのも、学生時代一緒にバンドをやっていた同級生が務めるビルメンテナンス会社、店舗の管理を依頼していた地元の不動産屋さん、そして過去32年の間にお店に通ってくれたお客さんたち。かめちゃんの作った遊び場で夢を育んだ少年少女たちも何時しか大人になり、住宅関係に関わる職など地元で働きだし、今度は形を変え、色々な人たちが仕事を介して、信頼と信用という繋がりでかめちゃんに手を差し伸べた。
店舗を運営していた頃からかめちゃんを支え、残ってくれた2人のスタッフと共に、3人で新たな業態で再スタート。時には早朝から真夜中まで、今まで経験したことのない仕事を死に物狂いでこなした。何事にも全力で取り組む姿勢が認められ、少しずつ仕事の規模を拡張。
現在働くスタッフたちは、小学校からの同級生、創業時小学6年生だった頃からずっとお店に通い続けていた若者、かめちゃんが主催したイベントに出演したり、店舗へ併設していたスタジオへ練習に来てくれていた人たち、かめちゃんと一緒にバンドを組んでいた仲間、そしてバンドの後輩。そんな仲間達や業者の方々に支えられ、今も美装や住宅関係の業務を精力的に行っている。
現場業務に勤しみながらも、かめちゃんの心の中で微かに燃え続けていた火種。それが、「またいろんな人たちが集う遊び場を、取り戻したい。みんなが夢中になれる"おもちゃ箱"を、今度はもっと大きな集いの場にしたい」という想いだった。
その夢を実現すべく、全国各地、いろんなライブハウスや店舗を巡ったうえで、みずから演者と観客、両側の目線を持って楽しめる場として作りあげたのが、KMC HALLであり、ヲタク心をくすぐるお宝たちを集めた市場のような店舗になる。
人と人との絆(K)に恵(M)まれて着手(C)したKMC HALL。かめちゃんは「ここは僕らの老後のおもちゃ箱」と語る。でもここは、いろんな人たちが夢を持って集まる大きな宝箱。演者も観客たちも、そう。一人一人がこの箱を彩るおもちゃになって、みんなでワイワイはしゃぎながら笑顔で絆を作ってゆく場。ここへどんなおもちゃたちが集い、どんな夢あふれる物語が日々生まれ続けていくのだろうか。いろんな人の笑顔が作り出すおもちゃ箱の中で生まれた物語を見ながら、かめちゃんはこれからニヤニヤし続けていくに違いない。
TEXT:長澤智典
HALL INFOMATION
KMC HALL INFORMATION
店名 | KMC HALL (ケーエムシーホール) |
営業時間 | HALL - OPEN 各公演日により異なります。 |
客席 | STANDING: 150人 |
所在地 | 〒050-0083 北海道室蘭市東町2丁目8-7 KMC BLDG.3F |
アクセス
ACCESS
電車でお越しの場合
JR東室蘭駅下車 東口から徒歩8分
車でお越しの場合
駐車場のご案内:ビルの裏駐車場 6台